【 色彩の豊かな木版画の世界 】 |
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徳永庸夫さん(76歳) |
日本の木版画は色鮮やかな浮世絵時代から伝統芸術として受け継がれています。
私はその技能を学びつつ、抽象絵画の作成を30年以上続けてきました。この版画は24枚の色版の様々な色を摺り重ねており、混色の効果によって50色以上の様々な色が現出しています。この様な混色効果が木版画の醍醐味です。
この絵は、心の中の様々な「想い」が未来に向かってどんどん拡がって行く、そのような心象を表したいと思って作ったものです。OB会という年配者の集まりであっても、そのような心を失いたくないものです。