【 新春「刺又乗り」奉納 】 |
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青島 衛さん(78歳) |
新年号に相応しい表紙絵があるといいねと問われ、思い当たったものがこの「刺又乗り」の写真です。刺又は銀座の宝石店強盗で有名になりましたが、写真のものはそれとは違い江戸時代の町火消の延焼防止用の頑丈な破壊道具です。
出初式でやる梯子乗りならぬ刺又に乗り、新年の仕事始めの行事として富岡八幡宮で奉納された時の写真です。江戸町火消千組の皆さんによる今に残る江戸の粋を技で披露。写真は「遠見」と言う決め技のようです。江戸時代から伝わる町火消の装束に身を固め、纏を振りながら境内に入場する姿は勇壮です。
新年から霊験あらたかな雰囲気が体感できます。