2025年9月 投稿<短歌・俳句・川柳集>

短歌・俳句・川柳等を6月・7月会報にて一般募集をしたところ、以下の方々から投稿がありました。
傑作・名作・迷作の数々をご紹介いたします。応募していただいた皆様ありがとうございました。

短 歌
井上 兼一 昔日の本宮大社中辺路を 少し歩みて古人を偲ぶ
白川 興一 来しかたを 振りさけ見れば 夢うつつ おぼろに混じり 懐かしきかな

俳 句
有本 俊雄 元朝の木洩れ日浴びて神の杜
灯の寒しラーメン店の列絶えず
靖国の標本木の花見かな
雲出る秩父は雨意の山桜
白あぢさゐ雨の重さに耐へてをり
何事も無くて茅の輪をくぐりけり
河童忌や雨の巣鴨で少し呑む
磯の香の紅殻格子夕焼雲
蜩や義経堂を抜ける風
手を置きし墓石の温み秋彼岸

川 柳
井上 兼一 40歳新横綱から金星を
大滝 義宣   「平凡なる日々」
  
呆け爺美人に会うため朝散歩
呆け爺朝の散歩で今日終わり
  
呆け爺三食終えれば探し物
呆け爺平凡な日々宝物
  
呆け爺妻は大事な骨董品
呆け爺戦争放棄を妻に言う
  
呆け爺次ぎ買う車は車椅子
呆け爺鎖になってた赤い糸
  
呆け爺旅は道連れ供は酒
呆け爺今日は飲むぞと胃カメラ
富田 純代 アナログに 情操世界 義理人情
凛とした 姿を競う 花菖蒲

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